春爛漫

またまたご無沙汰しておりました。
外はすっかり春爛漫。関東圏は先週末あたりが桜満開でしたね。皆様もお花見など楽しまれたのでしょうか?
今日もとっても気持ちいいお天気だったので、我が家は散り行く桜を惜しんで松戸市戸定公園というところにお花見に行きました。戸定公園は、江戸末期から徳川家の一族が居住していた邸宅跡で、小さいながらとっても美しく整備されている和洋折衷庭園です。岡の上に位置していて、眺めもいい。芝生の広場ではお弁当を広げることもできます。

そこで、子供たちは偶然会った保育園の友達と転げまわって遊び、私と夫はそれを眺めながらのんびり過ごしました。・・・こういうのもささやかな幸せですね。

しだれ桜が一本満開でした。
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【ご紹介=絵本(4歳ぐらい〜・読み聞かせ5分)】

先週、今週と入学式のシーズンですね。それで思い出したのがこの絵本。幼稚園に入園して不安な気持ちの主人公まこちゃんを元気づけるために、優しいおばあちゃんが、まこちゃんのお母さんが幼稚園に入学した頃の思い出をお話ししてくれます。
幼稚園に入園して不安な子供に、桜の温かい色合いを背景にしたこの絵本を読んであげたら、明るい気持ちになってくれるかもしれませんね。

実は・・・

私は、5月に会社で異動できることになりました!ここ数年配属されている部署での仕事内容に納得が行かなかった私は、今年に入ってから会社に対して提案書を出したり、異動希望を出したりしましたが2回面接まで行ったのに却下されてしまい、とても落ち込みました。
ところが、つい10日程前に人事から新しい異動案件の話がきて、それが非常にいい話だったので面接を受けさせてもらったところ、その場で決定!あっけない程の決着でした。異動先は会社内でも先端を行く部署です。

今、もっぱら不安なことは、私なんかに先端を行く部署での仕事がちゃんと勤まるのか?育児との両立は大丈夫なのか?・・・という2点ですが、私の行き当たりばったりの体当たり性格を最大限発揮してとりあえず頑張ってみたいと思っています。最近いろいろと忙しい夫も嫌な顔もしないで、「いい機会だから頑張れ!」と言ってくれたのは嬉しかった。


【ご紹介=絵本(3歳ぐらい〜・読み聞かせ5分)】

ガオ (こどものとも傑作集)

ガオ (こどものとも傑作集)

田島征三さんのこの絵本、息子と私の最近のお気に入りです。木の実を並べて描かれた山犬が吠えると、あらら変身?!ページをめくるごとに現れる変化がとってもダイナミックで、読む者に笑いと元気をもたらしてくれます。
この絵本みたいに、私自身も頑張って変わって行けたらいいなぁ・・・・もちろん自分自身の根本は大切にしながら・・・。




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春は来ぬ

すっかりご無沙汰しておりました。
この一ヶ月、職場の関係で落ち着かないことがありました。色々と悩むこともあって、気分もパッとしないまま、ふと気がつくと季節はもう春。私の大好きな季節です。子供たちを連れて公園を歩くと、地面には小さな春の花々が可愛い花をつけていました。


小さな花の写真をうまく取れなかったので、二週間前に撮った梅の木の写真です。



【ご紹介=絵本(4歳ぐらい〜・読み聞かせ15分)】

ヘレン、ようこそどうぶつえんへ

ヘレン、ようこそどうぶつえんへ

春の野で、草の間を歩く蜘蛛を見かけて思い出したのが、この絵本です。作者は有名な『どろんこハリー』を描いたマーガレット・ブロイ・グレアムです。
この絵本、主人公の蜘蛛の”ヘレン”が、動物園のハエを沢山食べて動物たちをハッピーする様子を描いています。蜘蛛のようにちっぽけな虫一匹でも、世の中の役に立っているんだっていうお話は、最近ちょっぴり落ち込んでいた私にとって癒しになりました。読み聞かせてやった息子は、そんな深くは感じてないようでしたが、普段よく見かける蜘蛛が虫を捕まえて食べる生態について知って面白がっていました。


【ご紹介=音楽CD(大人向け)】

夜間飛行

夜間飛行

絵本とは離れてジャズCDのご紹介です。私の落ち込んでいる様子を見て、夫が買ってきてくれました。
寺井尚子さん・・・音楽通でない私は今日初めて聞いたのですが・・・ジャズ・ヴァイオリニストだそうです。ジャズ・ヴァイオリンって珍しいですよね。(私が無知なだけかもしれませんが。)でもそのヴァイオリンの音色はすっごい爽やかで軽やかで最高です!
このCDは、今年の2月22日に発売したばかりで、中でも特に「JOY OF SINGING」って曲がとーってもいい感じで私は気に入りました。まさに今の早春の景色を描き出したような音色にはうっとり・・・落ち込んでいた私の気分もすっかり晴れて、小さなことに悩んでいたことが馬鹿らしくさえなってきました。


一年前からヴァイオリンを習っている我が家の娘も、私の一緒にこのCDのヴァイオリンの音色にうっとり聞き入って、「私もいつかこんなの弾くんだ」なんて言ってましたが・・・夢を大きく持つことは悪くないですね。(笑)






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近づく春

関東地方は不安定な天気が続いています。一雨ごとに歩みよる春の気配を感じます。



今日、我が家ではやっとお雛さまを飾りました!(飾らなきゃ飾らなきゃと思っていたんですが、結局ギリギリになっちゃいました。)


うちのお雛さまは5段飾り。実家で私が子どもの頃に飾っていたものを、そのまま譲り受けた古いお雛様です。一段一段違う時期に、同じ京都の老舗人形店から買い足していったものだそうで、一番上は私の祖母が嫁入道具に持参したお内裏様とお姫様、上から二段目と三段目は母が生まれたときに買った三人官女と五人囃子、四段目は姉が生まれたときに買った右大臣と左大臣、五段目は私が生まれたときに買った三人上戸。これらはうちの娘が生まれてすぐ実家から全部送ってもらいました。


一年ぶりに昔馴染みのお雛さまのお顔を眺めると、子ども時代の雛祭りの思い出が脳裏によぎります。母と妹と一緒に大はしゃぎで飾っていたお雛さまを、今は小さな娘と息子と一緒に飾る喜び・・・こんな瞬間は時の流れも嬉しいものです。


ところで、うちのお姫様とお内裏様は、かなりビッグサイズです。写真見ていただくと、二段目以下のお人形が妙に小さく見えるでしょう。祖母の嫁入りの時、特注したらしいのですが、下の段のお人形を買った時には同じサイズのお人形が頼めなかったそうです。(笑)
その祖母は、うちの娘が生まれた前の年に亡くなりました。祖母との沢山の思い出も、お雛祭りの思い出と一緒に私の心に蘇ってきます。



【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜・読み聞かせ15分)】

アティと森のともだち (海外秀作絵本)

アティと森のともだち (海外秀作絵本)

今の季節に思い出したのが、春間近の台湾の山国を舞台にしたこの絵本です。
主人公のアティ(実は原住民ツォウ族の子)は、亡くなった祖母が遺した小さな桜の花びらを持って、祖母の故郷であるアリ山を訪ね、祖母が仲良くしていた動物達に出会います。そこでアティの持っていた小さな桜の花びらは桜の精に変わり、物語が繰り広げられていきます。春の芽吹きに対する驚きと喜びを描き出すその物語は、幻想的です。

絵が独特でとってもステキです。繊細に描き込まれていて、アニメちっくな感じもするのですが、色もタッチも透明感のある美しさです。絵を描いた台湾人のチャン・ヨウランさんは、この絵本を描くために2年も台湾の自然を観察しスケッチして歩いたそうです。この絵本の秘める奥行きある美しさは、そのまま台湾の山々が今もなお持ちつづける大自然の豊かさなのかもしれません。



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 縄文時代のお家に行こう♪二十一世紀の森 博物館♪

     (千葉県 松戸市

まだまだ寒い日が続きますね〜。
子ども達と一緒に自然散策に出かけるのが大好きな私ですが、どうもの寒さは苦手でついつい家に篭りがちです。でも立春をすぎて明るくなり始めた日差しに誘われて、今日は近くの「21世紀の森」という広い公園を訪ねました。公園中央には広い広場と池があり、春秋などはのんびりお弁当を広げる家族で賑わう場所です。

縄文時代の竪穴式住居を体験!

さすがに今日は寒風に耐え切れず、いつもは行かない公園の奥まで小走りで迷い込みました。すると、なんとそこには縄文時代の竪穴式住居が3棟も復元してありました。馴染みの公園に初めての場所・・・しかも興味深いもの・・・を見つけて、夫も私もすっかり嬉しくなりました。

      

この住居は、公園に併設された松戸市立博物館の裏にあたる場所にあります。松戸市全域で縄文時代の遺跡が多数発掘されており、その一つから移設した遺跡から再現したかなり本格的なものだそうです。住居の一つでは実際に火がたかれていて、ヴォランティアの方が竪穴式住居について詳しく説明してくださいました。

実際に竪穴式住居の再現を見た感想は・・・・思ってたよりもずっとしっかりしていました。考えてみれば、縄文時代の人々だって、嵐や大雪は避けなければならなかったでしょうから、しっかりした家が必要だったんでしょうね。



【ご紹介=漫画(小学中学年〜)】

我が家では、娘(小一)に毎晩児童書(今はトム・ソーヤ読んでます)を読んであげるのですが、最近はそれと併せて、この漫画・日本の歴史を読んでやっています。娘が自分で読むにはまだ内容が難しいので、私が説明しながらゆっくり読み聞かせます。


私は歴史の話題が大好きなので、娘にも色々歴史の話してやるのですが、歴史を体系的に知らない状態だと時代の流れが理解できなくてつまらなそうので、子供用のいい歴史書を探していました。その結果、この小学館の漫画歴史(全23巻)が一番分かりやすいような気がして読み聞かせ始めました。
ゆっくり読み進んで、今やっと5巻(平安時代)に入ったばかりなんですが、それでも娘は少し歴史のイメージが出来るようになってきたみたいで面白がって聞いています。


娘は、この歴史漫画を読んでいたおかげか、今日の縄文式の竪穴式住居もとても喜んで眺めていました。娘が喜ぶと、何も分からない息子まで一緒に喜んでいました。(笑)




【ご紹介=大人の本】

ルネッサンス ― 再生への挑戦

ルネッサンス ― 再生への挑戦

いきなり男っぽい経営書の紹介で、絵本のブログに似合わないんですが。(笑)あまりにも有名な日産のカルロス・ゴーン社長が、自らの生い立ちと日産建て直しまでの半生を描いた書です。最近なんとなく手に取ってすっごく嵌りました!カルロス・ゴーン氏の経営持論は素晴らしいですが、一方で彼のもつ教育観も素晴らしいです。私は母親としてすっごく共感しました。

そんなカルロス・ゴーン氏は歴史を好み、青春時代の夢は歴史の教師になることだったそうです。最終章で、彼はその夢を今も持ちつづけていることに触れます。(感動的です!)
企業社会の最先端を行くゴーン氏が、歴史の深い知識を持っている事はとても興味深く・・・いやその深い知識こそが、彼のしっかりとした筋を通した経営を実現させているのかもしれないと私はふと思いたくもなりました。




松戸市博物館で機織と糸紡ぎ体験しました。

つづきは、追って・・・






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結果・・・残念でした。

私の挑戦(前回ご参照)の結果出ました・・・×でした。残念!!

まぁ、今回の私の提案は、身の丈に合わないような大きさだったから、無理もないかと思ってます。
一方で、挑戦は無駄ではなかったようで、提案先の部署で面接した上司が私個人の意欲は買ってくれて社内で動いてくれて、業務内容は変えてもらえることになりそうです。
笑えるのが、私が二年も前に書いて提出して、そのままお蔵入りにされた提案書が今更に持ち上げられてきて、上の方で今議論されているみたいなんです。提出した当時は一生懸命取り組んだのに相手にされなくて、とても悲しい思いをしたんですけどね。
思うに・・・やっぱ人間、その時々一生懸命行動して自分なりに小さなことでもやり遂げることが大切なんですね。その時は無駄なようでも、いつかどこかで役に立つかもしれないから・・?(笑)


【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜・読み聞かせ20分)】

こぎつねコンとこだぬきポン (童心社の絵本)

こぎつねコンとこだぬきポン (童心社の絵本)

この絵本、かな〜り長くって読むの大変なんですけど、息子が気に入って毎日読まされてます。
こぎつねコンとこだぬきポンは、友達になりたいのに、両親に反対されて会わせてもらえません。でもひょんな事件から、お互いの両親が二人のよさを認めるようになり、最後には家族ぐるみのつきあいまで出来るようになってハッピーエンドです。二人の熱い思いが最後に通じるところが、読んでて嬉しい♪


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挑戦

ちょっとご無沙汰しておりました。
勤め先の会社の社内公募で一つ提案をした関係で、この10日ほど嵐のように大変でした。

実は私は勤め先での仕事が合わなくてここ2,3年ずっと悩んできました。育児と両立しながらなので、仕方ないかと諦めつつ・・・会社のほうには今まで希望を出してみたり、提案を出してみたり色々したんですが、全く取り上げられぬまま、最近は完全に諦めていました。そして気が付くと、会社を辞める計画ばかりを考えている悲しい自分がいて・・・家計の事情で辞める訳には行かないのですが。


そんな私でしたが、先日会社の募集があったのに応じて提案書を提出してみたところ、なんと一次審査を通過!!先週、二次審査でかなり上の方の上司の前で、一人でプレゼンテーションをやってきました。私は今まで仕事が事務業務ばかりで、プレゼンなんてしたこともなかったので、ほんとに緊張しました。終わって職場に戻ってからは緊張ほぐれた瞬間思わず涙がこぼれてしまった程・・・。


結果は2月中旬。合か否か・・・分からないけれど、やるだけやったから後悔なしです!何よりも、今まで提案してもプレゼンさえさせてもらったことのなかった私が、今回はちゃんと発表する場を与えてもらえたことだけで十分です。そして今回の提案に関して夫や多くの会社の友人たちの協力と応援があったこともとても嬉しかった。
もしダメでも、また頑張るぞ!!



【ご紹介=絵本(8歳半ぐらい〜/読み聞かせ30分)】

キッズ・パワーが世界を変える―クレイグ少年の物語 (ぼくら地球市民)

キッズ・パワーが世界を変える―クレイグ少年の物語 (ぼくら地球市民)

この絵本、このブログで過去にも取り上げたことがありますが、今日の気分で再度紹介しちゃいます。著者のクレイグ・キールバーガーくんは、カナダの少年。12歳のときに世界の児童労働反対を訴えて立ち上がります。この絵本は彼自らが、その立ち上げの経緯を語る感動的なドキュメンタリーです。私がこの本で気に入っている部分を二つ紹介します。


一つは、彼が自分の両親の言葉を紹介する部分です。

お父さんとお母さんは「人は助け合わなくちゃ」ということを教えてくれた。そして、「やりたいことがあるなら、やってみなさい。失敗というのは、挑戦もしない、なにもやらないということをいうんだから。」といって励ましてくれた。

この言葉は、私にとってのバイブル。こんなステキなセリフを言える親になりたいという理想像でもあります。・・・既に真似して子ども達には言ってみてますが。(笑)



もう一つは、クレイグ君が、マザー・テレサを訪ねときに、マザー・テレサからうけた言葉・・・

「わたしたち一人ひとりは、たいしたことはなにもできないかもしれません。でも、小さなこと一つひとつに、大きな愛をもって行うことはできますよ。」

都会の中で人ごみにまみれて暮らしていると、ついつい「私一人が何したってかまわないや。どうせ世の中変わんない。」なんてつい思っちゃいますよね。でも、ちっぽけだけど、自分の生き方にちゃんとこだわりを持って生きれば、きっとそれは同じ意志をもったどこかの誰かと繋がって、一つの流れになっていくはず・・・そんな気持ちの大切さを、思い出させてくれた言葉でした。





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 昔話の世界へ出かけよう♪日本民家園♪

     川崎市多摩区 生田緑地])

日本各地、例年にない大雪で大変みたいですね。お見舞い申し上げます。


今日の東京は冬晴れ、張り詰める寒さに、透き通るような青い空でした。
我が家は、友達家族と一緒に神奈川県川崎市の生田緑地まで行ってきました。

 ←生田緑地内にある岡本太郎美術館]オブジェ。

*生田緑地は、東名高速川崎インター近く、電車だと小田急向丘遊園駅徒歩10分です。

きっかけはプラネタリウム(川崎青少年科学館)

実は今日、生田緑地をたずねた第一の目的は、園内の川崎青少年科学館にあるプラネタリウムを見ることでした。そこに、最近話題のアマチュアプラネタリウム製作者 大貫貴之さんが自作されたプラネタリウムメガスター”一号機が使用されていることを知ったからです。(大貫さんはネスカフェのコマーシャルに唐沢寿明さんと一緒に出てましたよね!)
大貫さんはサラリーマンとして仕事しながら、趣味で世界的に認められるプラネタリウムの製作に成功したそうです。私は大貫さんのサクセスストーリに憧れて、どうしても実物が見たいと思いました。
(しかし、メガスターの映し出すプラネタリウムを見た印象は・・・素人の私や子ども達には普通のプラネタリウムとの違いがはっきり分からなかったです。・・・残念。)

 

 ↑

 左写真、プラネタリウム外観。
 右は川崎青少年科学館の前に展示されているSL。
 バックに見える小さなドームは科学館の天文観測室。星空を見る会や、
 太陽の黒点を見る観測会  などが定期的に開催されるそうです。

日本昔話の世界を発見!!(日本民家園)

プラネタリウム目当てで訪れた生田緑地でしたが、意外にもよかったのが同じく生田緑地内にある日本民家園でした。丘陵地帯の斜面を利用した広い園内には、日本各地から移築された様々な様式の昔の民家が25軒も立っていて、まるで昔話に出て来る小さな村のようです。民家のほとんどが藁葺き屋根で、どれもかなりの規模で迫力のある姿で立っています。何世代にも渡る大家族が、一つ屋根の下に片寄せあって暮らしていた昔の様子が思い浮かびます。

私は国内の史跡めぐりが好きで色々回ったことがあるのですが、その経験からしてもこの日本民家園の規模と内容はなかなかのものだと思います。


スタンプラリーがあって、子ども達はハイキング気分で民家郡を巡っていました。


    

それぞれの民家の中には、囲炉裏、かまど、石臼、機織、糸車、水車etc.・・・昔話に出て来るものがたっくさん!!
子ども達と一緒に、「あのはたおり機は”うりこひめとあまんじゃく”に出てきたのと同じだね。」とか「これは”かにむかし”に出てきた、石臼と囲炉裏だねぇ。」とか「まるで、かさ地蔵がやってきそうなお家だ!」なんて話しながら一つ一つゆっくりと見て回って楽しみました。

特に嬉しかったのは、何軒かの民家では本当に囲炉裏に火を入れてあって、囲炉裏端に上がって暖を取らせてもらえたことでした。子ども達と一緒に囲炉裏端に座り込み、ボランティアガイドの方に昔の家の説明などしていただきました。

民家って、同じ昔の建築でも、お寺とかとは全然別のよさがあるなぁって、今回たくさん見て回って実感しました。すっごく温かみがあって、子ども達には民家の方が断然親しみやすいみたいです。




【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】

ききみみずきん (岩波の子どもの本 (18))

ききみみずきん (岩波の子どもの本 (18))

この絵本には前半に『ききみみずきん』、後半に『うりこひめと あまんじゃく』の二つの昔話が収録されています。脚本家、木下順二さんの書かれた文章がとにかく素晴らしいです。私は読み聞かせていてうっとりしてしまします。4歳の息子は、特に今『うりこひめと あまんじゃく』がお気に入りで、お話の中に何度も出て来る、はた織りの音”きこばた とんとん からんこ からんこ”というのを、鼻歌のように楽しそうに唱えます。



【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】

かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 (27))

かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 (27))

昔の民家の様子が出て来る昔話といえば、まず”かにむかし”ですね。色んな絵本が出てますが、我が家で読み聞かせているのはこの木下順二さんの文章のもの。ちょっと方言的な言い回しがあるのと、一つ一つの文章が長いので、あまり小さい子には向きませんが・・・絵がお話の雰囲気にいい感じに合っています。特に、柿の実がとっても可愛く美味しそうに描かれていて、息子は秋たわわに実った柿の木を見かけるたびに、この絵本を思い出すらしく「さるかにの柿だよ。サルはどこ?」と私に聞きます。


【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】

かさじぞう (ワンダー民話館)

かさじぞう (ワンダー民話館)


今の季節の昔話といえば、やっぱり”かさじぞう”ですよね。松谷みよ子さんの文章による紙芝居を我が家では読みました。絵本では、福音館から出版されている瀬田貞二さん文、赤羽末吉さん絵のが一番メジャーかしら。今度読んでみようと思っています。
先日、私は活気に満ちた年末のスーパーの人ごみをかき分けて買物に奔走しながら、傘地蔵のおじいさんとおばあさんが「正月の準備の買物をするお金もない・・・」という言葉を、ふと思い出しました。



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