初詣・・・真夜中の散歩♪

明けましておめでとうございまーす♪
このブログを始めて間もなく一年になりますが、今年もじっくりのんびり続けていければなぁと思ってます。本年もどうぞよろしくお願いします!


皆さんは、2006年0時00分、どんな風に迎えられたでしょうか?
私は、娘と夫と3人で初詣散歩に出掛けました。夜中の初詣は、子どもが生まれてから考えたこともなかったのですが、今年は娘がどうしても行きたいというので、起こして連れて行くことにしました。(息子は家で熟睡してました。)
途中通リ抜けた、静まり返った駅の大きなデジタル時計が、ちょうど”0:00”と表示しているのを見て、親子3人お互いに「あけましておめでとう!」と言い合いました。


私たちが初詣にでかけたのは、家から20分ほど歩いたところにある松戸神社というところです。こじんまりした神社ですが、地元ではよく知られているらしく、初詣のときには、お参りの人々でごった返します。

松戸神社の初詣の特徴は、境内に舞台があって獅子舞などお神楽の奉納があること。私は獅子舞の本物をみるのは、テレビ以外ではこの松戸神社でが初めてでした。新年早々の祝いの舞は、新しい年を迎える晴れがましさに満ちて、まさに、日本のお正月!!・・・て感じです。

   


      ↑
デジカメの調子が悪くって携帯のカメラで撮ったので写りが今いちですが。打ち出の小槌と、末広を持って舞う大黒さまです。舞台の真下で見ていた私と娘は、小槌から打ち出された”福”を大黒様に吹きかけてもらって・・・・今年一年いい年になりそう!?



【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜/読み聞かせ10分)】

おかぐら (日本傑作絵本シリーズ)

おかぐら (日本傑作絵本シリーズ)

児童書の翻訳などで有名な脇明子さんの書かれた絵本です。
主人公の女の子が、田舎にお神楽見物にでかけるお話。岡山県備中地方に伝えられるお神楽を取材されて書かれたそうす。
晩秋の夜に奉納されるお神楽の様子は、荘厳で幻想的で、日本の伝統的舞楽にあまり馴染みのない子ども達の目も引き付けます。

今日、娘は松戸神社のお神楽に、この絵本のお神楽みたいなのを期待していたらしいのですが・・・さすがにそこまではすごくなくて、ちょーっと期待はずれだったかなぁ・・・笑。



おまけのお話・・・紅白をみて

2005年紅白歌合戦・・・私が一番気に入ったのはドリカムの歌「何度でも」でした。


10000回ダメで望みなくなっても

10001回は何か変わるかもしれない・・・

年齢を重ねると、”前向き”なんて言葉さえ気恥ずかしくなってくるけれど、でも自分自身に対して正直で真っ直ぐな気持ちだけは大事にしていきたいなぁ・・・・今年も!




   ★絵本と実体験をつなごう!関東周辺日帰りスポット
          他の記事 インデックス⇒   
      



   こちらでは、こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪
              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

家族で静かに過ごすクリスマス・イヴ

メリー・クリスマス!


今日はクリスマス・イヴですね。今年は三連休の中日に当って私は仕事がお休み♪丸一日家族と過ごすことができました。
といっても、特に凝ったことはせずに、午後から重い腰をあげて家族全員で散歩がてらクリスマスの食材を買い出しにでかけました。近所のショッピングセンターは、クリスマス色で彩られていて、子ども達はそれを眺めて喜んでいました。
夕方帰宅してからは、私はハーブを使った鶏料理に取りかかり、夫と子ども達はケーキ作り・・・といってもスポンジ台を買ってきて生クリーム塗るだけですが。それが出来たら、家族みんなで準備したクリスマスパーティの始まり始まり!
ささやかだけどとっても楽しいパーティでした。
 ←なかなか美しくはいきませんねぇ。

今年は、バイオリンを習い始めた娘が「きよしこのよる」の曲を奏でてくれて・・・まだあまり上手ではありませんが・・・悲しげなその音色が我が家のクリスマスにちょっぴり彩りを添えてくれました。

【ご紹介=絵本(4歳半ぐらい〜/読み聞かせ5分)】

クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本)

クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本)

ミッフィーの作者ブルーナのクリスマス絵本です。典型的なクリスマスカラーの赤と緑を避け、薄緑と黄色をメインとした配色がお洒落な雰囲気です。
内容は、イエス・キリストの生誕話を分かり易く描いたもので、子どもの目をひきつける、はっきりした可愛らしい絵で、お話の展開がとても分かり易い。
この絵本でなら3歳半ぐらいの小さな子でもイエス様のことが理解できるかも・・・?
正直いうと、私はブルーナミッフィーシリーズは個人的にあまり好みではないのですが、この絵本はお気に入りです。数年前に保育園に置いてあるのを見て、一目ぼれで購入して以来、何度も子ども達に読み聞かせました。

キリスト降誕話とクリスマス

我が家の子ども達が通う保育園は、普通の認可保育園なのですが、とても熱心なキリスト教式(プロテスタント)保育園です。(上の子は去年卒園しました。)
園での日常生活では、朝夕、食事の時、午睡の時、いつも神とイエスさまへの感謝のお祈りをします。そして、クリスマス前は、1ヶ月前から毎週のアドベント礼拝が始まり、教会でのクリスマス会の準備が始まります。

典型的日本人で無宗教の私は、自分の子どもが今の保育園に入るまでは、クリスマスっていうと、プレゼントとか、鶏肉料理とか、イルミネーションとか・・・そんなものしかイメージしてませんでした。イエス・キリストの生誕のお話は知ってても、正直言ってクリスマスとは全然リンクして考えてなかった・・・。
ところが、子ども達の保育園では、「クリスマスは、イエス様がお生まれになった日をお祝いし、感謝する日なんですよ!」と呪文のごとく園児1,2歳頃から教え聞かせるのです。
これを目撃した私は最初はかなり驚きましたが、慣れてくると意外にも悪くないような気がしてきました。子ども達は、クリスマスをはじめ、四季折々のキリスト教のイベントがある度に、その意味を語り聞かせてもらって、家では聞いてきたその話を得意げに教えてくれます。

そんな中で、私も生まれて初めて”宗教のある生活”のすこーしだけイメージできるようになってきました。日常の中にしっかりと織り込まれた神への感謝の祈りは、おのずと祈る人の気持ちを謙虚に、静かにさせてくれるような気がします。


クリスマス・・・・イエス・キリスト降誕の日。
我が家の子ども達は、自分たちで飾りつけたクリスマスケーキを前にして
「イエス様のお誕生日ケーキだねぇ!」
と話していました。




  こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪

              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

(今日は、ちょっと絵本から離れて映画の話題です。)



娘は、来週末、学童保育のクリスマス会(来週末)の出し物で、ミュージカル「サウンド オブ ミュージカル」をやる予定です。
娘は、1年生なので今年初めてなのですが(毎年同じ出し物です)、一応登場する7人兄弟のうちの下から二番目の”マルタ”の役をもらって大張り切り。毎日家でも歌いまくっています。
どんな出来になのか・・そんなに期待はしてないんですが・・・親としては楽しみです♪


今日たまたま実家に行って、学童でやるミュージカルの話をしたら、母が以前にBSから録画したという、ジュリー・アンドリュー主演の映画「サウンド オブ ミュージック」を探してくれて、見せてくれました。古い映画で、私はずっと以前にテレビ見たことがあるような気もするのですがすっかり忘れていました。
これが、まぁ、久しぶりに子どもと一緒に見るととっても楽しめました!オーストリアのロケ地で撮影したというアルプスの山々を背景にして、映画全体がまばゆい美しさ。しかもとっても明るい乗りです。普段はあまり映画好きでない私も思わず釘付けになってしまいました。日本語の吹き替えがなかったにもかかわらず、娘はもちろん息子まで、夢中で見ていました。

帰宅してから、調べたらDVD2079円だったので、早速娘へのクリスマスプレゼントに買ってしましました・・・衝動買い!(笑)何度見ても楽しめそうなので、外に出るのが億劫になりがちな冬の間重宝しそうです♪


【ご紹介=映画(小学生ぐらいから)】


子どもの興味

娘が、この映画を見たあと、映画に出て来るヨーロッパのオーストリア、ドイツ、スイスなどの国々や、ナチスの歴史について、色々と私に質問してきて、興味を持ち出したのを感じました。
ヨーロッパやナチの話は、今まで多くの絵本に出てくるたびに教えてやってはきたのですが、残念ながら今いち理解できななかったみたいで、今回ミュージカルで自分がドラマの一役を担うことになって、初めて自分から興味が出てきたみたいです。
つくづく親が与えたことを受動的に受け取ってるものは、子どもの主体的な理解や興味のキッカケにはなかなかなりませんねぇ。



  こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪

              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

ヴァイオリンのレストランコンサートへ♪

今日は、娘が習っているヴァイオリンの先生が、近所の小さなレストランでコンサートをされるというので、娘と一緒に出かけました。
30人ほど集まった観客の方々は、ご近所のふらりと足を運ばれたような方が多いので、選曲は分かり易いものがばかりで(『亜麻色の髪の乙女』や『茶色の小瓶』など)、娘も喜んで聞いていました。
最後には観客にハンドベルが一つづつ配られて、ヴァイオリンの『ひいらぎかざりて』と合奏するという参加型の企画もあって、娘と一緒に乗って楽しみました。

先生は、色んな形でのヴァイオリンコンサートをされて、とっても頑張ってらっしゃるんです。私はまだ聞いたことがないのですが、絵本の朗読とヴァイオリンのコラボレーションコンサートや、平家物語の琵琶奏者とヴァイオリンとのコラボレーションコンサートなど、いずれもごく小規模コンサートだと思うのですが、色んな形でのヴァイオリン演奏の可能性を追及されています。
お話もとっても上手で、よく娘をレッスンに連れて行った後に、私が絵本や物語と音楽について色んな質問したりすると、色んな角度から答えて下さって色々教えて下さいます。そんな話題の広がりの中で、いつか私も、面白いヴァイオリンコンサートの企画をプロデュースさせていただけたらなぁ、なんて思ったり・・・夢で終わりそうですが。

【ご紹介=絵本(5歳半ぐらい〜大人向け/読み聞かせ15分)】

黒いバイオリン

黒いバイオリン

最近見つけたヴァイオリンが出てくる絵本です。小さくて可愛らしいサイズです。
作者はスウェーデンの人。落ち着いた雰囲気で大人向けです。
ストーリーは、病床に臥した妹の枕もとに現われた死神を、兄の奏でるヴァイオリンの音が追い払うというもの。
一つ一つの場面が幻想的で、ヴァイオリンの音が作り出す奇跡が静かに美しく描きだされています。朗読向きの絵本で、私は子どもが寝た後にも一人で朗読してしまいました。(笑)

音痴の娘

こんなステキな先生に恵まれて、ヴァイオリンのレッスンに通う娘ですが、音楽の才能の方はさっぱり・・・笑。
つくづく自分や周囲の人をみてて思うのは、音楽の素質って生まれつきか、もしくはとっても早い時期に出来るんですよね。娘は3,4歳の頃から鼻歌を聞いていても、簡単な童謡さえひどい音痴で・・・それに比べたら早い段階から2歳半下の息子の方がよっぽどメロディーはちゃんと取れるんです。
私は、そんな娘を見ていて、「この子に音楽をやらせるのは無駄だろうな。きっとやらせても嫌がるだろうなぁ。」なんて思ってずっと何も習わせずにいました。
これは、私自身が5歳から9歳までピアノを習っていたにも関わらず、ピアノが全然好きになれず楽譜さえろくに読めないまま、時間とお金の無駄に終わってしまったという苦い経験から来た考えでもありました。


娘とヴァイオリンの絵本

でも、1年ぐらい前から気持ちが変わってきたんです。それは沢山の絵本や物語に登場する楽器を演奏する人たちの姿が、どれもとても素敵だったから。その楽しそうな様子を見ていて、私自身が味わえないままになっている楽しみ・・・音楽を聴くだけでは味わえない、音楽を演奏する楽しさ・・・を今更ながら実感するようになりました。

【ご紹介=絵本(4歳〜・読み聞かせ7分ぐらい)】
ドイツの若手作家の絵本です。オーケストラの楽器を演奏する場面がとっても楽しそうです。ストーリーも絵も、とってもシュールで魅力的な絵本です。

月夜のオーケストラ

月夜のオーケストラ

 


そう考えると、私の勝手な判断で、もし娘の音楽との関係が断たれてしまうなら可哀想な気がしてきて、それで娘にも何かしら楽器を習わせることを考え始めました。
楽器といえば一番習いやすいのがピアノ。教室が多くて先生が見つけやすい。でも私自身はピアノはちっとも好きになれなかったし・・・と思っていたら、親戚の音楽の専門家の方(そういう方がいるんです!)から、ピアノよりヴァイオリンの方が早いうちから色んな人との合奏が出来る面で楽しいですよと教えてもらったんです。
そういえば、絵本に出て来る楽器も、なぜだかヴァイオリンがとても多い。もしかしたら、それだけヴァイオリンは、多くの人々からに愛され親しまれている楽器なのかもしれません。

【ご紹介=絵本(5歳から/読み聞かせ5分)】
ノルウェー民話を題材にした絵本です。主人公パトリックさんが弾く美しいバイオリンの音は、色んなものを素敵に変身させます。最後には病気の人も癒してしまう。ヴァイオリンの音色が人の気持ちを癒す効果を素敵に表現している絵本です。
線画に簡単に彩色した感じの絵は、とっても愛嬌があって私のお気に入りの一冊です♪

ふしぎなバイオリン (岩波の子どもの本)

ふしぎなバイオリン (岩波の子どもの本)

ヴァイオリンを習い始めた娘

そーんなこんなで、娘にヴァイオリンを習わせることにしました。いい先生がいないか探していたところ、今の先生に、今日行ったレストランのコンサートに去年行ったのがキッカケで出会いました。娘も「先生みたいに弾きたい!」と大乗り気でした。

でも・・・いざレッスンを始めてみると、予想した通り大変!娘は音もリズムもメチャクチャ。絶対音感どころか、ただ、「ドレミファソラシド」と歌って、真似させても全く音階が並ばないのです。(笑)こんな状態から、ピアノと違って自分の手で音を作り出すヴァイオリンが弾けるのか、私はとっても不安でした。しかも娘は音感だけでなく、リズム感の方も相当ダメだということも分かってきました。


先生には、最初の段階で娘について「こんなに音楽感度が低そうな状態からなんとかなるでしょうか。」と相談しました。先生は笑って、「大丈夫です。そうだからこそ、楽器はやった方がいいんですよ。もしやらなければそのままなのが、楽器をやれば少しづつ音楽の意識が高まって行きますから。」と言ってくださいました。


今、娘がレッスンを始めて8ヶ月になりました。娘は最初の大乗り気はどこへやら、始めて3,4ヶ月は家での練習をひどく嫌がりました。音楽感度が低いために、聞いた音が耳に入ってこない感じでした。そんな時は私も、出来もしないヴァイオリンを手にして、一緒に試し弾きをしてみたり、毎回レッスンのあとに楽譜を一緒に読んで、電子ピアノで弾きながら一緒に歌ってリズムや音を取らせてやったりしました。娘には、「とにかく一年だけなんとか続けようね。どうしても好きになれないなら、止めてもいいんだから。」と言い聞かせました。

  


そんな娘のヴァイオリンに対する様子が、このつい1、2ヶ月ほど前から変わってきました。まだまだ簡単なものしか弾けないながら、毎日楽しそうに自分から練習するようになってきたんです。簡単な歌の楽譜をみつけると、なんとかヴァイオリンでそれを引こうと挑戦するようにもなってきました。
音感もリズム感も、微妙ではありますが、以前に比べたら随分マシになってきたようが気がします。娘とヴァイオリンの関係・・・一筋縄では行かないでしょうが、これからどうなるのか、楽しみです。


最近、子どもたちと一緒に読むお話の中に音楽が出てくると、すっごく実感をもって受け止められるようになったような気がして・・・以前より家族にとって音楽が身近なものになりました。


【ご紹介=絵本(4歳〜/読み聞かせ5分ぐらい)】

ルラルさんが、ヴァイオリンが下手だというお話なんですが、とっても優しくって楽しいお話です。ルラルさんの弾くヴァイオリンの「キコキコ キーキー」という擬音語のリフレインが楽しくって、この絵本を読んだあとしばらく子ども達はヴァイオリンを見るたびにその「キコキコ キーキー」を繰り返してきました。
ヴァイオリンという楽器への愛情を感じる絵本です。

ルラルさんのバイオリン (いとうひろしの本)

ルラルさんのバイオリン (いとうひろしの本)





  こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪

              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

寒くなってきましたね〜

ブルブルッ・・・寒くなってきました。冬の訪れです。
皆様お風邪などひかれてないでしょうか?
私はここ2週間ほど、風邪気味で調子悪いので、ブログもペースダウン・・・。

【ご紹介=絵本(3歳ぐらい〜/読み聞かせ5分)】

ぼちぼちいこか

ぼちぼちいこか

ちょっとでも元気を取り戻そうと、関西出身の私が得意な関西弁の面白い絵本を借りて読んでみました。
この絵本、先日ぱせりさんがコメントで紹介くださって取り寄せてみたところ、息子に大ヒット。
読む度に笑い転げてます。

タイトルの関西弁”ぼちぼちいこか”はご存知の通り、東京言葉でいう”ま、のんびり行きましょう”っていう意味ですね。
主人公のカバくんは、何をやっても失敗しちゃいますが、その失敗する様子が可愛くって明るいの。そして最後の決め台詞の「ま、ぼちぼちいこか」が、最高!・・・ホンワカしていてそれでいて失敗にめげない前向きさが現れてていい感じなんです。この落ちは、長い人生を生きてきた大人のほうが実感沸きそうな気がしますが・・・4歳の息子もすっごく気に入っているみたいです。

この絵本はアメリカ作家の作品を作家の今江芳智さんが関西弁に訳した本です。今江さんは原文を読んで、そのストーリーに関西的な乗りを嗅ぎ取られて、関西弁に訳されたのでしょう。ステキな発想です。

ところで、この絵本読み出してから、息子が朝玄関で、変てこなイントネーションの関西弁で「ぼちぼちいこうか!」と声を掛けるようになりました。


【ご紹介=絵本(6歳〜/読み聞かせ7分)】

はせがわくんきらいや

はせがわくんきらいや

関西弁の絵本でもう一つ注目している絵本です。
同じ関西弁絵本でも「ぼちぼちいこか」に比べると、テーマがずんと重い。
主人公の長谷川君(作者自身)は森永ヒ素ミルク事件の被害者の小学生。
体が弱いために、なかなか同級生についていけません。
友達の言葉で綴っていく長谷川君の様子はとことんみじめです。そして、そのみじめな様子の中に、周囲の人々の優しさにさえ傷つき震える、長谷川君の繊細な心理が描き込まれていて、関西弁の語調に乗って読む人の心に響きます。


最後のページ、作者自身の言葉(やはり関西弁)で書かれた後書は・・・森永ヒ素ミルク事件の被害者として育った作者の人生が短く語られているのですが・・・絵本のストーリーと一体になって長谷川君を更に深く描きだしていて感動します。

あとがきの最後の最後のことばが、この絵本に描かれた子供時代を経て生きる筆者の力強い”今”を端的に語っているような気がします。
   ↓

ぼくは小さいころ、今より弱みそやった。


言葉遣いとしては4,5歳の子どもでも理解出来ますが、難しい背景をもった内容なので6歳以上の子どもへの読み聞かせをオススメします。といいつつ我が家の4歳児もしっかり聞いてしまってますが・・・マズイかな。




  こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪

              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

今日の出来事

今週末は私の体調がすぐれなかったので、妹からのせっかくの自然散策の誘いも断ってしまい残念でした。子ども達は、午後いっぱい自宅マンションの前の公園でご近所の友達と一緒に生垣の木の実集めなどして遊びまわって、返ってその方が楽しかったようですが。

私は夕方遅く、息子だけ連れて買物から帰ってきて、マンションのエレベータに乗ろうとしてビックリ・・・!黒や赤の小さな木の実がばら撒かれて踏みにじられてひどい汚れ方でした。
私は恐る恐る息子に「まさかおねえちゃんじゃないよね・・?」というと、息子は、「うん!お姉ちゃんじゃない!」と元気よく答えてくれたのですが・・・家に帰ってすぐに、娘に「もしかしてエレベータに木の実落とさなかった?」と聞いたら、「うん・・・私がやったの。」ですって!!!
私はショックでクラッときました。夫も動員して大急ぎで家族全員でエレベータの大掃除しました。30分ほども掛かりました。
娘には、「何故すぐ言わなかったの!!」と激怒しました。娘が放置したあとに木の実は多くの人に踏みにじられて汁でそこいら中を汚してしまっていました。娘は、「だってママに聞かれた時、私だってちゃんと言ったもん。」と答えたので、「自分から言うのと人に聞かれて言うのは大違いなのよ。車で人をひいちゃったときでもそうなんだからね!すぐに言わないと助かる人が手遅れになったりするし、自分からすぐに言うのと、言わないのとでは警察での扱いも全然違うのよ!」と私はさらに話を大袈裟にして責めました。「自分でやってしまった間違いを自分で責任取れないときは、必ずすぐに誰かに相談しなさい!」
多分この事件が、自分の家の中だったらこんなに怒らなかったのでしょうが、やらかしたのがマンションの共有スペースで他の住人も毎日使う場所なだけに、ついつい言葉を荒げてしまいました。


それにしても、娘がやらかしたこと・・・ちゃんとすぐに家にいた父親に言えなかったこと・・・はよくありませんでしたが、今回のことで娘はひどく叱られても泣きませんでした。すごく反省した顔で唇をかみ締めてぐっと堪えていました。思えば半年前に小学校に入学したばかりの頃はちょっとしたことで泣いていた娘が、強くなったもんだとちょっと感心しました。その様子を見てると、泣いてにげるよりもずっと深く反省して今後に生かしてくれるような気がしました・・・ただの親の期待かもしれませんが。
今の世の中、こういう機会でもなければ親が子どもに自己責任を自覚させることって、恵まれているだけに難しいことだなぁって思いますね。


【ご紹介=児童書(読み聞かせ1年生から・自分で読むなら10歳ぐらいから)】

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

あまりにも有名な児童書ですが、最近娘に読み聞かせていて、はまってまーす♪

大阪の小学校の一年生を新任で受け持つことになった若い女教師(小谷先生)を主人公とする物語です。学校もののドラマ・・・金八先生など・・を想起させる、読みやすい軽やかな乗りながら・・・一方でそのテーマの奥深さ、教育現場への深い洞察、人間の感情の触れ合いに感動します。またその芯の強い文章は、声に出して気持ちがいい。ただ読み聞かせているだけで、まるで目の前にドラマを見ているようにも思えます。

文章は標準語ですが、セリフは全部関西弁です・・・関西出身の私は関西弁のセリフを読むのが楽しくってしょうがないのです♪
一つ気に入ったセリフを引用したいと思います。これは、主人公の小谷先生が自閉症(だと思われる)の生徒をクラスに自発的に名乗り出て預かったのに対して、反対派の父兄が授業を阻害されると学校に抗議したのに対して、賛成派の親(商店街の人たち)が先生に応援の気持ちを込めて言った言葉です。

「それは眼さきの欲というもんとちがいまっか。わしら教育のことはようわからんけど、自分とこの子さえよかったらええいう考えには賛成できまへんな。これはもちろんエエカッコのことばです。そんなこというとったら、この世の中、生きていけまへん。それをようわかっとって、あえていうてまんねん。そういう世の中やからこそ、いっそう学校では思いやりというもんを教えて欲しいと思いまんな。思いやりてもんは、えらい時代おくれみたいですけど、わしら商売しておって、そういうもんで信用をもらうことがありまんな。そういうもんで、ああ生きとってよかったと思うことがありまんな。ちがいますか先生」

私はすっかりこのセリフが気に入って、読み聞かせ中に風呂から上がってきた夫も引き止めて娘と一緒に2度も聞かせてしまいました。(笑)この関西弁の乗りとセリフの内容がとってもマッチしてて、言ってるお父さんの表情まで浮かんできそう。・・・格好いい♪


娘は、このセリフのあと、ふと「ママは小谷先生に賛成?反対?」なんて聞いてきましたが、もちらろん私は賛成よと答えました。私は、日ごろどっちかというと教育熱心な母親なので、娘にとってこの回答は意外だったようですが・・・笑。




   こちらでは、こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪
              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

手ぶらで出かけて楽しめる手賀沼一周サイクリングロード♪

        (千葉県柏市我孫子市

秋晴れが続きますね。でも気温が下がってきて、外に出ると肌寒かったり。
今日は、友達母子と一緒に千葉県の手賀沼にサイクリングに出かけて、思いっきり運動してきました。

手賀沼は、つい1,2年前(正確なことは知りませんが)に、周囲に一周15キロ以上(!!)にも及ぶサイクリングロードが整備されました。子供乗せ用籠付自転車や、20インチからの小学生向き自転車のレンタサイクルもしているので、手ぶらで出かけても、家族でサイクリングを楽しむことができます。嬉しいのは、子供乗せ籠付自転車と一緒に幼児用ヘルメットを貸してくれること・・・安全面はもちろんですが、その格好よさにうちの息子も友人の息子も大喜びでした。
レンタサイクルの料金は、大人用が1日300円、子供用が1日100円。ピカピカの新車ばかりですよ。

 

娘(小1)は、先日初めてこの手賀沼にきて20インチの自転車を借りて乗ったら、何度もひっくり返ってしましました。なので、今日は持参した小さい自転車で走らせました。その自転車は4歳のとき買ったものなので、相当タイヤが小さく長距離走るのはつらそうでした。でも、保育園・学童育ちでじっくり乗る時間もないまま自転車慣れしていなかったのが、2回の手賀沼サイクリングで自転車乗りにやっと自信がついたようでした。

手賀沼サイクリングロードからの素晴らしい風景

リンクはこちらです。

http://www.teganuma.jp/

一周15キロ以上に及ぶ手賀沼サイクリングロードは、特に柏市側が最近整備されたようで、なんと二車線の自転車専用道です。しかもサイクリングロードから見渡す湖の風景は、秋色の澄み切った空を写して言葉にするのがはばかれるほどの美しさでした。


サイクリングロードの途中には木製の大型遊具のある公園や、ミニSL(手賀沼公園内)、鳥の博物館、水の館、図書館が併設されたコミュニティセンター(手賀沼公園内)もありますので、自転車以外にも色々な楽しみ方ができますよ。

         

*ここの図書館の子どもコーナーの雰囲気は暖かくってステキな感じだったので、サイクリングのあと子供たちと絵本を読みながらゆっくり過ごして冷えた体を休めました。


以下は、一緒に行った友達(→http://d.hatena.ne.jp/Yukon/)が写した手賀沼の風景の傑作写真集です。(私は、デジカメ忘れてしまいました・・・。)

 ↓

↓左,湖岸の公園にて。

                        ↑右,白鳥がいました。
                 手賀沼は鳥類の研究地として有名で、日本で唯一の
                 鳥の博物館があります。
                 紀宮さまがお勤めされていたのは、ここの鳥類研究所
                 だそうですよ。
サイクリングロードの所々に設置
された眺望台の上で踊る子ども達 ↓
   


夕暮れの湖岸風景は美しい。鳥の博物館近くのスポットから。
    ↓



【ご紹介=絵本(4歳ぐらい〜/読み聞かせ5分)】

ルラルさんのじてんしゃ (いとうひろしの本)

ルラルさんのじてんしゃ (いとうひろしの本)

いとうひろしさんのルラルさんシリーズの一冊です。近所に住む動物たちにいつも優しいルラルさんは、動物たちの”自転車の後ろに乗せて欲しい”という頼みを断れず、全員を自転車の後ろに乗せてやることになって大変な思いをします。後ろに子供を乗せて一生懸命自転車をこぐ私の様子とラップして息子は喜んでいました。
ルラルさんシリーズは、どれもちょっととぼけてて優しいルラルさんの様子がほのぼの描かれていて子供たちのお気に入りです。


【ご紹介=絵本(?歳ぐらい〜/読み聞かせ?分)】

ロッタちゃんと じてんしゃ (世界の絵本)

ロッタちゃんと じてんしゃ (世界の絵本)

この絵本、自転車の絵本でネット検索して、たまたま見つけました。まだ読んでないのですが、『ながくつしたのピッピ』で有名なリンドグレーンの作品なので注目!読むのが楽しみです。
リンドグレーンの童話には楽しい作品が沢山ありますが、短い絵本(文のみ)の作品もステキなものが多いですよ。私は『やかまし村のクリマス』という絵本を特に気に入っています。

   ★絵本と実体験をつなごう!関東周辺日帰りスポット
          他の記事 インデックス⇒   
      



   こちらでは、こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪
              ↓


セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)