我が家では夕飯が終わり一段落すると、絵本や児童書の読み聞かせ時間が始まります。
私は子供たちに読み聞かせるのが大好きで、30分でも1時間でも平気で読み続けられます。絵本なら10冊以上も読んだりしますが、最近は短い児童書2,3冊読むことが多くなってきました。

それにしても、30分ぐらいで読み終える短い児童書の名作ってなかなか見つからないものです。小学校低学年の子供が自分で読むという設定の短い児童書はいろいろ出版はされているのですが、その中で内容が私の納得範囲のものが少ない。

【ご紹介=児童書の入り口の本(6歳ぐらい〜読み聞かせ40分ぐらい)】

のんきなりゅう

のんきなりゅう

最近出会った短めの児童書です。お話はちょっぴり複雑だけど、各ページに独特のタッチの繊細な挿絵があり、小さな子供でも十分引き入れられます。

舞台はイギリスの田舎町。そこに一匹のりゅうが住みつきます。りゅうは、暢気な性格で誰にも危害を与えないのに何故か村人たちに悪者にされてしまいます。そこに、りゅう退治の為によばれた騎士は、りゅうの本当の性格を知り、お互いの同意で八百長の決闘を行うというお話。

人間が本来的に悪者を作りたがり、血みどろの戦い場面を喜ぶという暗い(はずの)問題を裏返して明るく牧歌的な雰囲気の中で描き出している巧みさには思わず拍手!



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セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し 長め絵本 - 広沢琴音店長