昔話の世界へ出かけよう♪日本民家園♪
日本各地、例年にない大雪で大変みたいですね。お見舞い申し上げます。
今日の東京は冬晴れ、張り詰める寒さに、透き通るような青い空でした。
我が家は、友達家族と一緒に神奈川県川崎市の生田緑地まで行ってきました。
←生田緑地内にある岡本太郎美術館]オブジェ。
*生田緑地は、東名高速川崎インター近く、電車だと小田急向丘遊園駅徒歩10分です。
きっかけはプラネタリウム(川崎青少年科学館)
実は今日、生田緑地をたずねた第一の目的は、園内の川崎青少年科学館にあるプラネタリウムを見ることでした。そこに、最近話題のアマチュア・プラネタリウム製作者 大貫貴之さんが自作されたプラネタリウム”メガスター”一号機が使用されていることを知ったからです。(大貫さんはネスカフェのコマーシャルに唐沢寿明さんと一緒に出てましたよね!)
大貫さんはサラリーマンとして仕事しながら、趣味で世界的に認められるプラネタリウムの製作に成功したそうです。私は大貫さんのサクセスストーリに憧れて、どうしても実物が見たいと思いました。
(しかし、メガスターの映し出すプラネタリウムを見た印象は・・・素人の私や子ども達には普通のプラネタリウムとの違いがはっきり分からなかったです。・・・残念。)
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左写真、プラネタリウム外観。
右は川崎青少年科学館の前に展示されているSL。
バックに見える小さなドームは科学館の天文観測室。星空を見る会や、
太陽の黒点を見る観測会 などが定期的に開催されるそうです。
日本昔話の世界を発見!!(日本民家園)
プラネタリウム目当てで訪れた生田緑地でしたが、意外にもよかったのが同じく生田緑地内にある日本民家園でした。丘陵地帯の斜面を利用した広い園内には、日本各地から移築された様々な様式の昔の民家が25軒も立っていて、まるで昔話に出て来る小さな村のようです。民家のほとんどが藁葺き屋根で、どれもかなりの規模で迫力のある姿で立っています。何世代にも渡る大家族が、一つ屋根の下に片寄せあって暮らしていた昔の様子が思い浮かびます。
私は国内の史跡めぐりが好きで色々回ったことがあるのですが、その経験からしてもこの日本民家園の規模と内容はなかなかのものだと思います。
スタンプラリーがあって、子ども達はハイキング気分で民家郡を巡っていました。
それぞれの民家の中には、囲炉裏、かまど、石臼、機織、糸車、水車etc.・・・昔話に出て来るものがたっくさん!!
子ども達と一緒に、「あのはたおり機は”うりこひめとあまんじゃく”に出てきたのと同じだね。」とか「これは”かにむかし”に出てきた、石臼と囲炉裏だねぇ。」とか「まるで、かさ地蔵がやってきそうなお家だ!」なんて話しながら一つ一つゆっくりと見て回って楽しみました。
特に嬉しかったのは、何軒かの民家では本当に囲炉裏に火を入れてあって、囲炉裏端に上がって暖を取らせてもらえたことでした。子ども達と一緒に囲炉裏端に座り込み、ボランティアガイドの方に昔の家の説明などしていただきました。
民家って、同じ昔の建築でも、お寺とかとは全然別のよさがあるなぁって、今回たくさん見て回って実感しました。すっごく温かみがあって、子ども達には民家の方が断然親しみやすいみたいです。
【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】
- 作者: 木下順二,初山滋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1956/12/01
- メディア: 単行本
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この絵本には前半に『ききみみずきん』、後半に『うりこひめと あまんじゃく』の二つの昔話が収録されています。脚本家、木下順二さんの書かれた文章がとにかく素晴らしいです。私は読み聞かせていてうっとりしてしまします。4歳の息子は、特に今『うりこひめと あまんじゃく』がお気に入りで、お話の中に何度も出て来る、はた織りの音”きこばた とんとん からんこ からんこ”というのを、鼻歌のように楽しそうに唱えます。
【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】
- 作者: 木下順二,清水崑
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1976/12/10
- メディア: 大型本
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昔の民家の様子が出て来る昔話といえば、まず”かにむかし”ですね。色んな絵本が出てますが、我が家で読み聞かせているのはこの木下順二さんの文章のもの。ちょっと方言的な言い回しがあるのと、一つ一つの文章が長いので、あまり小さい子には向きませんが・・・絵がお話の雰囲気にいい感じに合っています。特に、柿の実がとっても可愛く美味しそうに描かれていて、息子は秋たわわに実った柿の木を見かけるたびに、この絵本を思い出すらしく「さるかにの柿だよ。サルはどこ?」と私に聞きます。
【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜)】
- 作者: 松谷みよ子,松永禎郎
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
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今の季節の昔話といえば、やっぱり”かさじぞう”ですよね。松谷みよ子さんの文章による紙芝居を我が家では読みました。絵本では、福音館から出版されている瀬田貞二さん文、赤羽末吉さん絵のが一番メジャーかしら。今度読んでみようと思っています。
先日、私は活気に満ちた年末のスーパーの人ごみをかき分けて買物に奔走しながら、傘地蔵のおじいさんとおばあさんが「正月の準備の買物をするお金もない・・・」という言葉を、ふと思い出しました。
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