お久しぶりです♪

体調不良とスランプが重なって2ヶ月もお休みしていました。読者の方々からの温かいコメント、本当にありがとうございました!やっと少し体調もよくなり、気持ち的にも落ち着いてきたので、少しずつ復活しようと思います。

正直いうと、私は自分の書く文章に自信がありません。沢山の人に伝えてみたい思いとか、感動とかは溢れるほどあるんですが、いざそれを文章に書き出してみると、どうしようもなくチンケな気がしてしまうの。それにひきかえ、他の絵本ブログを見ると、私なんかよりずっと表現力の豊かな方がたくさんいらっしゃって・・・自分の稚拙な文章が恥ずかしくなってしまいます。折々にそう感じながらブログを続けているうちに、とうとう疲れてスランプに陥っちゃいました。

でも、友人や絵本おじさんから「張り切りすぎなくっていいんだよ。」っていうメッセージをいただいて・・・ありがとうございます!・・・気持ちが変わりました。自分なりに少しづつ書けばいいんだって。
ここ2,3日、自分が今まで書いたブログの記事を読んで降り返ってみて思ったんです・・・どんなに拙い文章でも、その時々に溢れる思いを書き綴り、読んでいただいた方と会話していけば、それは何にも替え難い私の宝物になるはず!・・・大袈裟ですけどね。(笑)
不束ものですが、またよろしくお願いしまーす♪



深まる秋に

秋の嵐と長雨が過ぎて、待ちに待った秋晴れがやってきましたね。
長い影を作るようになった日差しが、色あせた草木に照り返して金色に光ってとても綺麗です・・そういえば今年はお米が豊作だとか。実りの秋ですね・・・草木とともに人間の身体のバイオリズムも高揚する時期なのでしょうか。肌に触れる冷え冷えとした空気の温度とは逆に、夏の疲れからすっかり癒えた私の身体の内側からは熱いエネルギーがこみ上げてくるのを感じます。

会社からの帰り道、ふと見上た夜空は澄み渡っていて、月と星たちが輝いていました。その星空からは迫りくる冬のかすかな足音が聞こえたような気がしました。

【ご紹介=絵本(3歳ぐらい〜/読み聞かせ3分)】

おつきさまは、よる、なにしているの?
『おつきさまは よる なにをしているの?』 アンネ・エルボー作
秋の夜空に浮かぶ月を見て思い出したのがこのかなりビッグサイズ(27×36)の絵本です。
タイトルは、夜空に浮かぶお月様を見て子どもが発する質問なのでしょう。絵も文章もちょっぴりシュールだけど、ファンジックでとっても可愛くて子供達も喜びました。暗いトーンなのに、雰囲気はとても軽やかです。
作者のアンネ・エルボーは、ベルギーの人だそうです。なんと1975年生まれ・・・若い!この若さでこんなシックで洗練れた絵を書けるなんて・・。日本でも翻訳絵本が何冊も出版されているみたいなので色々チェックしてみたいと思っています。



【ご紹介=絵本(5歳ぐらい〜/読み聞かせ5分)】

のにっき―野日記

のにっき―野日記

冬の予感で思い出したのがこの絵本です。
秋の終わり、野で死んだイタチの死体が、季節の移り変わりと共に、色々な生きものの糧となりながら土に還っていく様子が、美しく描写されていいます。晩秋の寒々とした風景が、冬を越えて明るい春の様相へと変化していく様子が、生命連鎖とイメージと重ねあわされているのが面白く・・・絶妙です。
私は、この絵本を読んで、この春夏に子ども達と一緒に遭遇した生きものたちの亡骸のことを思い出しました。江戸川の土手で見かけたスズメのもの、三浦の海辺に流れ着いていた立派な角のカブトムシのもの、大きな沼の端に流れついた巨大な鯉のもの・・・それらに出会い、ふっと立ち止まる瞬間の感覚。この絵本はそんな体験をさらに広げてくれそうです。



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