こでまり文庫の絵本や本の一覧紹介してまーす♪

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セブンアンドワイ - オススメの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 児童書への橋渡し長めの絵本(こでまり文庫)


セブンアンドワイ - 自分も勉強したい大人の本(こでまり文庫)

【ご紹介=紙芝居(4歳ぐらい〜)】

 『はやおきとうさん とうふやさん』脚本・画:夏目尚吾(童心社


この紙芝居、図書館でたまたま出会いました。マイナーでもう絶版みたいですが、家族全員のお気に入りになっているのでご紹介することにしました!我が家の読み聞かせは絵本がほとんどなのですが、時々紙芝居を加えています。紙芝居には子どもたちの心を惹き付ける魅力がありますよね〜。

《あらすじ》
主人公ののぼる君のうちはお豆腐屋さんです。お父さんとお母さんは朝早くから豆腐を作り、昼はお母さんが店番し、お父さんは町を自転車に乗ってラッパを吹きながら売り回ります。のぼるは、ずっとそんな両親の商売のことを恥ずかしく思ってきたのですが、ある日近所のおばあさんから、お父さんが仕事の後にお年寄りたちに売れ残りの豆腐や油揚げを配り歩いたり、家の手伝い等をして回っていることを聞かされます。おばあさんからお父さんへのお礼を言われて初めて、のぼるはお父さんのことを誇らしく思うことができました。

《私の感想》
あらすじだけ見ると、まるで小学校の道徳の時間に見たNHK教育テレビのチャチなドラマ(今もあるのかしら?)みたいじゃ〜ん・・・って思いそうですね。(笑)でも、この紙芝居はあなどれませんよ!会話の台詞運びの調子がよく、温かい家族の会話や、のぼるの微妙な心理が巧みに描き込れていていい感じなんですよ。分かり易いストーリー展開なので、もうすぐ4歳の息子もすっかり理解できて大喜びです。この絵本は豆腐の製造過程についての実際的知識から、自営業の家族の大変さと誇り、そういうお家の子どもたちの複雑な気持ちなど・・・・色々なことをリアルに伝えてくれます。

お話を通してを子供達に世の中の色々な面・・・色んな職業や家族があるってことなど・・・を教えてあげたいお母さんにオススメですよ。よかったら図書館で探してみてくださーい。