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*5/31  ”感情の触れ合いを描く絵本”コーナー
       『こねこのぴっち』 ハンス・フィッシャー作 石井桃子訳 


こねこのぴっち (大型絵本)

こねこのぴっち (大型絵本)

こないだご紹介したハンス・フィッシャー作の『おたんじょうびに』に続いて、同じ作者による絵本です。実は、この絵本がkooromさんのサイトで紹介されていたので初めて私はハンス・フィッシャーさんがわりとメジャーな絵本作家であることを知ったんです。それまで私しか知らない超マイナー・・・もちろん絶版で・・かと思っていたんですが。なんだか嬉しくなって、読んだことなかった『こねこのぴっち』の方も借りて読んでみたら・・・・すっごくいい感じ!こねこのぴっちを囲む、リゼッテおばあさんと動物達の温かい家庭の様子に、読んでいる私まで心がふわぁっとあったかくなる感じ。ハンス・フィッシャーさんの絵本は、一見すっごくレトロで渋みの色合いがいかにも昔の絵本っていう感じなんですが、独特なすっきりしないタッチの線画が動物達の表情を可愛らしく描き出しているのは見るだけで楽しくて引き込まれます。すっかりはまって、他の作品も読んでみようと思っているところです。
それにしても手元にある二冊の絵本には、作家紹介が全然載ってなくって未だにフィッシャーさんがどこの国の出身でいつ頃の方なのかは不明です・・・知りたーい!!