児童書の読み聞かせ

宮沢賢治 童話集を読みはじめました

銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫(012))

銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫(012))

その1)読み始めて3日目ですが・・・
娘が小学校に入学して2週間が経ちました。最初は娘が学校で泣いたりして不安もありましたが(⇒関連ダイアリー)、やっと落ち着いてきたようです。


私の予想なのですが、小学校入学の時期って家庭での子供のシツケの大切な時期のような気がしています。娘が保育園のうちは身の回りのことについて叱ったり注意したりするのも面倒で「親がやっておいてもいいかなぁ」なんて適当に済ましていたことも多かったのですが、この時期に色々な面で自己責任を意識させるよう転換しないと、もっと大きくなると親の言葉なんて耳に入らなくなっちゃいそうなです。だから最近娘には生活指導のようなことを細かく注意したりするんですが・・・・私自身が身の回りのことをきちっとするのはあまり得意な方ではないので大変!!しかも娘は私に似てかなり理屈っぽくて負けず嫌いなので、時にはすっごい口論になっちゃったりして。夫は苦笑しながら傍観していますが・・・。


こんな小さなバトルがつづく我が家ですが、岩波少年文庫宮沢賢治童話集(全3冊)を買い込み一昨日から読み聞かせ始めました。最初の短編『やまなし』『貝の火』までしか読んでいませんが、宮沢賢治の文章の自然描写ってとても美しい!声に出して読み聞かせしている私がうっとりしてしまいます。ちょっぴり固めの文章(子供にも十分聞き取れますが)が完全な口語体よりも日本語の美しさを存分に表現しているように思います。聞いている娘は「まるで絵本みたいにだよ〜。絵はどこにあるの?」という変な疑問を飛ばしていました。まだ3歳の息子はストーリーは理解出来ないまでも断片的に聞くだけでも楽しいらしく、『貝の火』を読み終わった後にはオモチャ箱の隅から貝殻を引っ張り出して「これは貝の火なんだよ〜。オレンジにボッて燃えるんだよ〜」などと物語の場面を再現して見せてくれました。有名な『銀河鉄道の夜』はこれから読みますが、私も子供の頃読んで内容をすっかり忘れているので子供と一緒にワクワクしながら楽しみにしています。


すれ違ってた娘と私の気持ちは、宮沢賢治の世界の中であっという間に一緒になることができました。大げさかもしれませんが、私の育児は様々な面で絵本や児童書の読み聞かせに救われている気がします。でもいつか・・・間もなく・・・娘は自分で本を読めるようになってしまうのかな・・・そのことは望ましいことですが、きっと私は寂しい思いをするでしょう・・。

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