科学絵本大好き♪

【ご紹介=科学絵本(3歳ぐらい〜)】

だくちる だくちる (日本傑作絵本シリーズ)

だくちる だくちる (日本傑作絵本シリーズ)

長新太さんが亡くなられたそうですね。ご冥福をお祈りいたします。

長新太さん、ほんとにたくさんの絵本を描かれて、私が知る絵本はそのうちのごく一部でしかないのですが、その中で一番気に入っているのがこの『だくちる だくちる − はじめてのうた』・・・恐竜の出てくる絵本です。根拠のある科学知識に基づいたものでなく、空想で詩的に描いた話のようなので、果たして”科学絵本”の中に入れていいのかは少し迷うところですが・・・。


お話(阪田さんが書かれたものですが)は、友達がいなかくて寂しかったイグアノドンの前に、プテロダクチルスという空飛ぶ小さな恐竜が現れ、その声を聞いてイグアノドンの寂しさが癒されるというとってもシンプルなものです。絵は長新太さんらしい鮮やかで大胆なタッチです。火山の爆発の音の中で寂しい思いをしているイグアノドンの様子は、都会の雑踏に揉まれつつ寂しい思いをしている都会の人と重ね合わせたくもなります。目鼻さえ描かれていないイグアノドンなのに、なぜか寂しさと共に抱き締めたくなるような愛嬌があるんです。


この絵本はうちの子どもたちにヒットして、「だくちる だくちるる」というプテロダクチルスの泣き声がしばらく我が家の合言葉となりました。さらに、科学博物館(たまに行きます)や恐竜の本を見るたびに「イグアノドンはどこ?プテロダクチルスはどこ?」と一生懸命探していました・・・・が結果は、最初に発見された恐竜として有名なイグアノドンについては時々見かけるものの、プテロダクチルスには出会ったことがありません。・・・実在しないのかも?


それにしても長新太さん、素敵な絵本で我が家に思い出をいっぱい作っていただいて、ほんとにありがとうございました!!あなたの残して下さったものをこれからも心の中でずーっと温めていきたいと思います。



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